愛犬が家の中でツルっと滑る…見ていてハラハラした経験、ありませんか?
我が家の柴犬・ひなたも、滑りやすい床に悩んだひとり。
さらにひなたは、先天性の足の疾患を持っていました。子犬時期から気を付けてはいましたが、どうしても遊んでいる最中に滑ってしまうことがあり、ひどい症状につながらないよう、早めに対策を取り入れていました。
今回はその対策として取り入れた「ジョイントマット」と「フロアコーティング」について、犬が滑ることのリスクにも触れながら、実体験をもとにお話ししていきます。
🐾なぜ犬はフローリングで滑るの?
犬は、走ったり止まったりする時、爪を地面に引っかけて踏ん張ります。
でもフローリングでは爪が引っかかりづらく滑りやすくなり、十分なグリップが得られません。
🩺滑ることで起こりうるケガ|骨折・パテラ・ヘルニアのリスク
滑って転ぶことで、ひどい場合は骨折してしまうことや、それ以外にも捻挫、脱臼、筋肉や関節への負担が懸念されます。また、以下のような病気のリスクも高まります。
・膝蓋骨脱臼:「パテラ」とも呼ばれ、膝のお皿(膝蓋骨)がずれてしまう病気。
先天性と後天性の両方があり、後天性はどんな犬にも起こりうるもので、その原因の1つとして「滑りやすい床での生活」が存在します。
・椎間板ヘルニア:滑る衝撃などで背骨のクッション部分(椎間板)が本来の位置からずれてしまったり潰れてしまう病気。
身体の負担が積み重なるとリスクが高まると言えます。
🐕床対策を行う前に|日常のケアも大切
愛犬が滑ってしまうことに対して、もちろん床の対策も必要になってきますが、
わんちゃん自身のケアもとても大切です。特に以下のケアが効果的です。
・定期的な爪切り
・肉球回りの毛のカット
どちらも、「月に1回くらい」を目安に、愛犬の様子に合わせてケアしてあげると安心です。
我が家のひなたは、子犬期から爪切りが苦手で…最初は毎回大騒ぎでした💦
でも不思議なことに、獣医師さんにはおとなしくしてくれるんです。
プロの手にかかると、数秒でスムーズに終わるので、我が家では無理せず毎回お願いしてます。
「できないからダメ」じゃなく、「頼れるところに頼る」ことも、大切なケアだと感じています。
💡我が家が試した2つの滑り対策|ジョイントマット&フロアコーティング
我が家では、床の対策として2種類を試しています。
1つは旧居の賃貸マンションで導入した
ジョイントマット
もう1つは、新居で導入した
フロアコーティングです。
それぞれについて、導入してみた率直な感想を紹介します。
①ジョイントマット(旧居)
以前住んでいた賃貸では、手軽さと価格の面からジョイントマットを選びました。
ペット用ではない一般的なタイプでも、サイズが豊富で、フローリングに敷くだけで使えるので、初めての滑り対策としてはとても便利です。

ちなみにドンキで購入しました。
メリット
・設置が簡単&低コスト:100均にも商品が存在するほど簡単に用意ができます。
また好きなサイズを選べ、引っ越し等しても再利用が可能。
・グリップ力がある:クッションのような素材が多く、ひなたの走りにも安心感がありました。
・汚れた部分だけ交換ができる:部分パーツ式なので、汚れたマットだけ取り替えが可能。
デメリット・注意点
・爪で穴が空きやすい:思い切り走ると、すぐにボコボコになってしまった。

・粗相の掃除に手間がかかる:隙間に入ってしまったり、ニオイも残りやすい印象(ペット用ではなかったからというのも関係あるかも?)であったため、拭き取りだけでは不十分なこともあります。

・見た目が少しチープになりがち:機能重視なので、インテリアとの調和にはやや工夫が必要です。
②フロアコーティング(新居)
新居では、より長期的な解決策として
グッドライフ社のドッグライフコート(ペットの為のコーティング)のプレミアム
を選択しました。
プレミアムは、スタンダードのコーティングとは質感が少し違い、グリップ力が上がっているため、体重のある中型~大型犬におすすめとのことで採用しました。

メリット
・程よいザラつきで踏ん張りやすい:普通にフローリングを走るよりも踏ん張りがきくのか、走りやすそうにしていました。
・掃除がしやすい&ペットが舐めても平気:汚れがサッと拭き取れて、日々のケアが楽になりました。
さらにはペットが舐めてもワックスのように溶けることはなく、こぼれたごはんを舐めても安心です。
・光沢控えめで上品な仕上がり:コーティングと聞くと体育館のようなテカテカを想像しますが、今回採用したドッグライフコート プレミアムはテカテカしすぎず、部屋の雰囲気になじんでいます。

☆グッドライフのショールームなど気になる方はこちらからサイトへ移動できます。
もしくは「グッドライフ コーティング」と検索するとすぐに確認できます!
デメリット・注意点
・使用できない洗剤、掃除の仕方などがある:成分や素材によってはコーティングを傷つけるため、掃除の際には注意が必要です。(施行の際にしっかり説明&用紙をもらえます)
・爪、肉球まわりの毛が伸びると滑りやすくなる:クッションほどグリップ力はないので、こまめにケアが必要です
・初期費用はやや高め:とはいえ、マットの買い替えや掃除の手間を考えると、保障年数も30年を掲げているためランニングコストは安定かもしれません。
⭐最後に|感じたこと・まとめ
敷くだけで簡単なジョイントマットやカーペットは、耐久面でどうしても限界がきたり、ニオイの問題も出てきます。
ランニングコストや掃除の楽さを考えても、我が家ではフロアコーティングは満足度が高めでした。
さらにはひなたは生まれつき足の疾患があるということもあり、ひなた本人のケアはもちろん、生活する家の環境に関しては今後も長く付き合っていくことだと感じています。
もし、「うちの子も最近よく滑るかも…」と感じている方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。
ひなたとの暮らしは試行錯誤の連続ですが、今できることを少しずつ整えていけたら、それだけで安心につながると思います。
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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